会場参加者の投票が50%, 審査員が50%の配点で優勝者が決まる。
プレゼンは10分、時間超過は減点となる。

最初は 東京大学 安達 さんの Food Advisor。コンセプトは、私たちの生活を豊かにするソフトウエア。
まず "豊か" は "便利" とイコールではないということで、生活は豊かにすることは食生活を豊かにすることだと考えた。豊かな食生活には "楽しい食生活" と "健康な食生活" が必要。好きな料理・栄養バランスのよい量を食べることが豊かな生活につながる。
そこで Food Advisor でユーザの好みにあった栄養学的に最適な料理をいつでもどこでもアドバイス。Food Advisor は "ユーザにお勧めの料理を推薦、システム全体が学習しおすすめランクが変わる。またオフラインモード搭載でいつでもどこでもアドバイスを受けられる。
審査員からのコメント、食事だけでなくいろいろなものに使えそう。でもコンテストなのだからもっと派手な感じでプレゼンしないと(笑)ソフトはよくできているので、プレゼンでもっと心をつかんでほしい!というものでした。

次に 関西大学大学院, 大阪大学大学院 の 3D-Raven。
PDA でリアルタイム3D を実現したソフトウェア。3Dを実現するためサーバサイドレンダリングを採用、効率的なデータ転送のため転送プロトコル IDTP を開発した。このプロトコルは通信環境学習機能を搭載しており、ネットワーク環境に適した転送を行えるとのこと。なお現在のレンダリング能力はPDA+無線LANで4fps程度、ノートPC+有線LANなら20fps程度でているそうです。
審査員からのコメント、ゲーム分野などでサーバにある3Dモデルをみんなで共有して利用できそうでおもしろいかも。

最後は 早稲田大学大学院 のRtF Web サービスとぐるめっこ。
RtF (Road to Food) Web Services が店情報を持っており、ぐるめっこ powered by RtFがそれを利用する。店情報の登録には "みせっこ" を使い、店の管理者はイベント情報の登録やユーザレビューの閲覧等ができるようになっている。そして PocketPC で動く "ぐるめっこ" でRtF Web Services を検索し好みにあった店を探すことができる。この検索履歴は保存されるため、あとでもう一度同じ店の情報を探すことも可能。ほかにも嗜好情報からデータマイニングで推薦する店を検索する機能もある。
審査員からのコメント、PDAを使っているけど携帯との差別化はどうするのか。また使い方がまじめすぎる、もっとぶっ飛んだ使い方をするともっとおもしろいかも、という意見が出ていました。

会場の投票は紅白歌合戦よろしく手元の紙を掲げてカウントするものでした。なんと集計は紅白にも出場した麻布大学野鳥研究部の方が双眼鏡片手にカウントしてくれました。すばらしい。
最後に結果発表ですが、日本代表は 3D-Raven の 関西大学大学院, 大阪大学大学院 となりました。早稲田大学大学院が2位で東京大学は3位でした。

古川さんが最後に総評として、作品はオンリーワン、応募してからもバージョンアップなどこだわって続けてくれた。それにPocketPCを使いこなしている人が増えたことに驚いたとのこと。今回のコンポーネントを他の分野にも利用していってほしい。そして会場の人が来年はこのステージ立ってほしいとメッセージをいただきました。

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